2015年05月06日

年前だけど、保母の

安倍さんの米国議会でのスピーチが、ネットでも話題になっていたけど、スピーチって言葉の問題だけでなく誠意とか伝えたい事が重要なんだから日本語でやればいいのにと思った。いい通訳ときちんと打ち合わせして言葉の解釈に齟齬が無いようにすれば、某読みの原稿より伝わるだろうに。まぁ内容についてもトンデモなんでここでは言及しないけど。

 前にも日本語の話を書いてきて、日本語は世界でも稀有な言語だって思うのよね。言語学や専門知識は無くっても、日本で生まれ育ち、日常日本語で考え日本語ををつかって暮らしているし。

 梅親瓶が幼児向けの教材の仕事をなすっていて、その難しさや愉しさを話していらっしゃったけど、絵本を自作したり保母の仕事をしていたこともあって、日本語を身につける幼児期ってすごく大きな影響があると思うの。

 国語教育の問題って云うと話が難しくなるんだけど、教科書の検定や歴史認識問題とかね。

 30数年前だけど、保母の国家試験を通信教育で軽く通ってしまった頃、いい気になって小学校教師の国家試験を受けてみようと思った事があるの。そんで勉強してたら指導要綱を暗記しないとならなくて、それを読んでいたらもうむりぃーってなって辞めた。

 とても自分には理解出来ないし、国語教師への道は放棄した。小学校の時に教科書で読んだ作品って覚えているかなぁ。国語の教科書で記憶に残っているのは「走れメロス」とか宮沢賢治とか、漱石があったような気がする。

 こういう国語教科書の定番作品も時代と共に変わっていって、高校教科書では、今は辻仁成とか糸井重里、田口ランディ、恩田睦、石田依良氏などの作家も取上げられているようだけど。

 今、手元に本も無くって記憶だけなんだけど昔、「話の特集」で教科書裁判の後に、国文学者の家永氏の監修で小学生向けの国語教科書が出版されて、とても素敵な内容だったの覚えている。

 おはよう。って多分、いあわさきちひろさんの淡いイラストの女の子が最初の頁で、次々といろんな国の女の子がその国の言葉で、おはよう、おはようって言うの。韓国やアフリカやインドやさまざまな国の子供達が歩いていって、おはようって伝えていく。シンプルで判りやすく優しい気持ちになるような出だしでね。勿論採用なんてされなかったけれど。



Posted by ゃはねのは at 18:27│Comments(0)
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